創作日誌

【稽古場日誌】1/4 あれが変わるとこれが変わる祭り

あけましておめでとうございます(と言ってももう5日ですが。。。)

演出助手の井上です。昨日(1/4)は年明け一発目の稽古でした。ちょうど昨日で本番初日まで3週間ということで稽古にも熱が入ります。

作・演出の冨坂さんから休みの間に執筆した2話の途中までが配られ、動いてみながら読み合わせていきます。

2話は主人公ハンスの家で避難生活を送るオッペンハイマー一家が隣人や同僚の訪問で数々のピンチに直面する動きの多い箇所。

目まぐるしく舞台上を入れ替わる登場人物たちについていくのはなかなか大変。

脚本上で読んでいる時は違和感がない箇所も実際に動いて声に出してみると動線が確保できない、急に話題が変わって違和感がある箇所がいくつも出てきます。

脚本のレベルで宿題になることもあれば流れを整理して解決することも。

再演とは言え、特に2話から初演と大きく話が変わっていくので初演と同じやり取りでは話が流れていかない箇所が多く発見されました。冨坂さん曰く「あれが変わるとこれが変わる祭り」。

また、初演から2年間の時間が経っているので演技の面でも登場人物へ同じアプローチが通用しない箇所が。今回の稽古ではハンスへ告白するリーゼのキャラクターが議論の対象に。ハンスに恋心を持つリーゼの自由奔放さ、軽さを表したいものの重すぎたり逆に印象が薄すぎたりと試行錯誤が続きます。

指導に熱が入りすぎて謎の動きになるコータさん

初演とは全く違うものを生み出す苦しみに悩みながらもパワーアップした作品をお届けできるよう新年一発目からバタバタしていますが、本年もよろしくお願いいたします。

 

本日のベストショット

「アイデアを出していたのにダメな演出家っぽいと謎に迫害されてへこむジャンプさん」