創作日誌

【稽古場日誌】1/6 自主稽古!

演出助手の井上です。

昨日(1/7)の稽古は久々の1場の稽古でした。

作・演出の冨坂さんは3場の執筆に集中するためお休みで、劇団員の主導で台詞と動きをおさらいしつつ進んでいきます。

 

今回の稽古から客演の山岡さんと山田さんが合流!1場に登場するメンバー全員が揃いました。

合流直後から稽古場の笑いをさらっていく山岡さん、山田さん。他のメンバーも自然と熱が入っていきます。

今日から合流のファン・デン・ベルク役の山岡三四郎さんとヘルマン役の山田健太郎さん

 

稽古中、ある台詞がコータさんのツボにはいってしまい、どうしてもその台詞を言えなくなるハプニングもありましたがほぼ問題なく1場をすべて通すことができました。

ある台詞でどうしても爆笑してしまうコータさんと耐えるジャンプさん

 

外は震える寒さですが稽古場は本当に暑かった。

 

 

あくまで私見ですが、シーンとしての完成度は上がって行っているように感じます。なにが変わったのかを考えると「シチュエーション」がしっかり出来上がってきているからではないかと思っています。

ネタに頼るのでなくしっかりと「シチュエーション」を立ち上げることで、台詞だけ取り出せば普通のやりとりもおかしく響いてくる。その台詞に俳優の技術と熱が加わることで「シチュエーションコメディ」になる、そんな風に思います。

 

「シチュエーション」を立ち上げるために、いまこの場ではどんなルールがあって、それぞれの登場人物が何をやりたいのか、そしてそれを邪魔するものは何か、がお客さんにもしっかり理解されている必要があります。

 

観る側の理解がいまひとつだと登場人物が何に困っているかわからず、笑えるところも笑えなくなるという怖い事態になっていきます。昨日の稽古では客席側から観ていて、いままでよりも登場人物とシーンが自然と入ってくる感じがあったのがより面白く感じた要因ではと思っています。(あくまで私見です!)

 

(作・演出の冨坂さんのインタビュー記事(コメディ論)です。観劇の前後に読むとさらに作品が楽しめること間違いなしです)

http://gekibu.com/archives/4443

 

とはいえそんな難しいことを意識してもしなくても存分に楽しめるのがシチュエーションコメディの素晴らしいところ。

 

本番に向けて稽古もガシガシ進行中ですので是非とも劇場に遊びに来てください!

 

本日のベストショット「サイズ感ぴったりのフリッツ&マルガレーテ」