演出助手の井上です。
1日の休みを挟み昨日(1月15日)から別のスタジオに移動し集中稽古期間が始まりました。
集中稽古は文字通り昼過ぎから夜までみっちり稽古をする期間になります。
拠点になるスタジオは広く、実寸(実際の舞台の大きさ)で稽古ができます。
稽古してみるとまぁ、広い。
わかっていた広さではありますが実際に立ってみると、印象が違います。
芝居の大きさを調整してとにかく稽古稽古稽古の時間でした。
稽古シーンは前回の1場通しを受けての修正と新たに書き上がってきた3場。
3場はオッペンハイマー一家を守るためハンスが舞台上を走り回ります。コータさんもtwitterで書かれていましたがとにかく最初から最後までほぼ舞台にいて悪戦苦闘し続けます。
コータさんのハンスは不器用でいい加減でとにかく優しい。そんなハンスを取り巻く人々も自然と影響を受け変化しております。初演をご存知の方には新鮮に感じられるはず。
(未見の方はぜひ観劇三昧にて動画配信しておりますので観劇前でも観劇後でも是非ご覧ください！)
以前も書きましたが私は今回初めてアガリスクに参加しているのですが、参加前は「緻密な脚本(設計図)をもとに無駄なく組み立てる集団」と思っていたのですが、実際は、稽古場で起こること、その俳優が役を演じること、常に現場で起きることを大切にして作品に反映させていく集団という印象に変わりました。
(大切にし過ぎて脚本がやや遅れ気味なことがありますが。。。。)
舞台空間にも俳優にも、あらゆるものに影響されて新しい『わが家の最終的解決』が着々と姿を見せつつあります。本番初日まであと10日。是非、劇場で目撃してください！
本日のベストショット「リアクションの差よ」
